歯科予約システムにAPIを連携すると様々なメリットがあります。ここでは歯科予約システムとAPI連携するメリットを紹介します。
APIとは「Application Programming Interface」の略語で、プログラムによりシステム同士をつなぐものです。APIを使用することにより、システム間でデータや機能などを連携できます。APIがない場合、機能を一から開発して予約システムに搭載しなくてはいけません。しかしAPIがある場合なら、公開されているAPIに対し必要な値を入力するのみで、必要な機能を簡単にシステムに取り込むことが可能です。
歯科予約システムにAPI連携すると次のようなメリットがあります。
歯科予約システムにAPIを連携することで、本来システムに実装されていない機能を提供することが可能です。予約システムへのログイン機能として、Googleアカウントでのログインができるものがありますが、これもシステム内でAPI連携が使用されています。外部サービスとの連携により、予約システムにはないサービスを提供できるのです。
予約システムで管理している予約情報や顧客情報を他システムと連携させることにより、予約システム内のデータを有効活用できます。顧客情報を管理しているシステムとAPI連携することによって同じデータを共有し、予約システムとの二重管理を防止することが可能です。また予約システムと分析システムと連携すると、予約情報の分析結果をマーケティングへ活用することもできます。
歯科予約システムにAPIを連携させると、開発工数を削減できます。システムを一から開発する場合とAPIを開発する場合とでは、開発工数に大きな差があります。APIを開発する場合の方が、圧倒的に開発工数を削減できるのです。またAPI連携の場合、必要なデータは連携先システムにあるため、メンテナンスの必要がないのも大きなメリットとなります。API連携により、システム運用の負荷を低減することが可能です。
歯科予約システムにAPIを活用し、大手サービス企業のシステムと連携すると、自社で開発するよりも高いセキュリティが期待できます。GoogleアカウントやFacebookアカウントとの連携によって、セキュリティの高い認証を実現可能です。セキュリティの向上のみでなく、多くのユーザーが利用する大手サービスと連携させることで、顧客満足度の向上や利用者拡大も期待できるでしょう。
歯科予約システムにAPIを連携させると、幅広いサービスを提供したり予約システム内のデータを有効活用したりできるほか、開発工数の削減やセキュリティ・顧客満足度の向上などのメリットが得られます。限られたリソースで満足度の高い予約システムを作りたい場合には、API連携を有効活用すると良いでしょう。API連携機能が実装されている予約システムをぜひ導入してみてください。
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