歯科予約システムを導入するには、初期費用や月払いの利用料金などが必要になります。こうした費用を支払って導入するのですから、単なる「予約表」としての機能しか持たないのでは、もったいないでしょう。
歯科予約システムのなかには、患者情報を細かく設定できるものもあれば、経営サポートをしてくれる機能が付いたものもあります。歯科予約システムが持ついくつかの機能を紹介しましょう。
来院履歴、遅刻率や遅刻時間、キャンセル率など、患者ひとりひとりの情報を全スタッフに共有できます。
システムによっては、来院方法(徒歩や電車、タクシーなど)、クレームの有無やその内容、担当医師との相性など、さまざまな情報を入力できるものもあり、患者へのサービスや接遇の注意点なども共有できます。情報共有によりドクターやスタッフをサポートするほか、患者のクリニックに対する信頼性アップにも寄与します。
予約数や来院数、患者リピート率、キャンセル数など全体の患者数・診察件数を把握できる機能です。こうした数をチェックしながら効率的な運用を進めることで、クリニック経営を支えられます。
従来の手書きの日計表に代わり、歯科予約システムで売上日報を作成できます。レセコンと連動していれば、診療報酬なども自動計算。煩わしい事務作業も少なくなり、スタッフの負担軽減にもつながります。
歯科予約システムのなかには、自費診療の数字データなどもグラフで閲覧できる機能が付いたものもあります。こうしたデータが一目でわかるため、今後の経営戦略を立てるのにも役立ちます。
クリニックで必要な治療具や技工物など、必需品の管理ができる歯科予約システムもあります。技工士の納品日にあわせて患者の予約日を取り決めたり、納品一覧を出力してチェックしたりと、さまざまな方法で活用できます。
このほかにも、システムによっては多様なデータを分析して提示する機能が付いています。歯科予約システムを選ぶ際には、こうした経営サポートをしてくれる機能の付いたものを選ぶようにしましょう。
歯科予約システムの基本的な機能は理解できましたでしょうか。このサイトでは、基本的な機能を超えた、さらに便利な歯科予約システムを比較しています。ぜひ参考にしてみてください。