歯科予約システムの中には、チェアサイド予約機能を搭載しているものがあります。ここではチェアサイド予約機能の概要や目的、導入するメリット・デメリット、実際に機能が搭載されているシステムの事例などを紹介します。
チェアサイド予約機能とは、その名の通り歯科用診療椅子であるチェアサイドで行える予約機能のことをいいます。タブレット端末などを用いて患者さんと画面を共有しながら次回の予約ができます。
大きな目的は、治療直後のモチベーションが高い段階ですぐに予約を取ることです。チェアサイド予約機能を活用すれば治療を受けたばかりなので治療に対する意思が強いこともあり、次回予約を取りやすくなります。
歯科医院側のメリットとしては、診療の流れの一環として予約まで行えるので、予約をコントロールしやすくなるのがメリットです。これはキャンセルの防止にもつながるでしょう。
また、チェアサイド予約機能で登録した情報は歯科医院内で共有できるため、スタッフが患者さんの最新情報を共有できるのもメリットです。
受付では担当しなければならない業務が多々ありますが、チェアサイドで予約まで行うことで受付スタッフの業務負担が軽減されるメリットもあります。
患者さんから見てもメリットがあり、治療を担当した医師や歯科衛生士から説明を受けながら次回予約を検討できます。治療全体の満足度向上にもつながりやすいポイントです。
歯科医院側のデメリットとして、導入時や運用のためのコストがかかることが挙げられます。ただ、業務効率が良くなり人件費を抑えられるようになる、予約が取りやすくなり来院率が上がるなどのメリットもあるでしょう。
そのため、導入にコストがかかったとしても結果的に売り上げアップにつながることもあります。
他にも導入直後は操作方法がわからず苦戦してしまう可能性があることもデメリットです。
患者さん側のデメリットは特にありませんが、特に高齢の方などは小さな文字が見えにくくなってしまうこともあります。画面のデザインや表示によってはきちんと見えず、困ってしまうことがあるのはデメリットといえるでしょう。
満足度向上につなげるための機能が多数搭載されているシステムです。歯科医院からの意見・要望にこたえる形で機能の追加や充実を図っています。
参照元:DentNet公式HP(https://www.dentnet.org/)
タブレットに絡みやすいデザインと操作性のシステムです。チェアサイド予約時には他の患者さんの予約情報を隠せる機能も搭載されています。
参照元:デンタマッププラス公式HP(https://plus.dentamap.jp/)
操作性は簡単でわかりやすいのが特徴のクラウド型システムです。チェアサイド予約が可能なiPadやスマホもパソコン画面と同じものが表示されるので見やすいでしょう。
参照元:dentareserve公式HP(https://www.dentareserve.com/)
電子カルテと一体の予約システムです。Webシステムであるため、現在使っているタブレット端末を利用できます。使いやすいことにこだわりました。
参照元:PROGRAMα公式HP(https://www.media-inc.co.jp/product/pga/)
チェアサイド予約機能は患者さんが現在の空き情報を確認したうえで次回予約を検討できる便利なシステムです。
ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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